Unbirthday Song

明けましておめでとうございます。

1月生まれの私にはお正月はあまりハッピーではなくて、
現実とプレッシャーに押しつぶされそうになる季節。
それに誕生日も嬉しくない。

好きなことをして、お気に入りのものを部屋に並べて、
ワガママいっぱいに生きていて、辛いことなんてないはずなのに、
それにお気に入りの香水もずっと変わらない、
私は私、変わっていないはずなのに、
「もう若くない」というスタンプを押されるようで、逃げ出したくなる。

だから、誕生日の日は消えてしまいたい気分でした。
誰にも知られずに、遠くに出かけてひっそりとやり過ごす、
誰の目にも映りたくない、そんな日。
なんて、日光あたりに日帰り旅行しようかな、なんて考えていました。

A very merry unbirthday to me!
To who?
To me!

いつだったか、
「若い子がブランド品なんか持っていると嫌なものだけど、まぁ悪くないかな。」
母の旅行みやげのルイ・ヴィトンと私を見て父が言いました。
女の化粧をひどく嫌う父だから、意外な言葉に思わず笑って、
「もはや若くない?」って聞いたら、「うん。もはや若くないね。」って。
だから、若くないのも悪い事だけじゃないかもしれない。

美味しいお酒も、パーティーの楽しみ方も覚えたけれど、
「楽しかった。またね。」って手を振る別れ際、
信号の途中で振り返ると遠ざかって行く背中、
私は立ち止まって人混みを見つめます。
振り返ればいつも見守る人がいたのは私が若かったから?
何だか心細くなって、呑み過ぎたお酒が涙に変わる。
そんな帰り道にはいつも、履きなれたハイヒールが痛い。

but there are 364 unbirthdays.