問わず語りはあの人に

もう冬なのですね。
あっという間に秋が終わっていて、びっくりしています。
いかがお過ごしでしょうか?私は元気です。

日常はさらに加速して、足早に過ぎて行くRPGのよう。
いつもハラハラしているくらいが楽しくて、
辛いこともあるけれど、喉もとを過ぎたら忘れちゃう。
あの顔とこの仕事とショーガール、いくつか役があるから、
時々「今私誰だっけ?」とメッセージの最後に手が止まります。

遅く起きた朝、パーティからの帰り道、
肌寒さに似た心細さがきゅっと刺さる一瞬に、
「あの人に会いたいなぁ。」と思います。

私なりの理由を伝えられなかったあの人に。
もう会うこともないのかもしれないあの人に。
ただ会いたくて、懐かしさと恋しさがよぎるけど、
もう会うことがないのならそれはそれで、今はいいと思う。

「人が戻るつもりのない場所にまた戻るのは、
そこに学ぶべき何かがまだ残っているから。」

と、そう、誰かが言っていたから、
会うことも、メッセージを届けることもないのなら、
私にとって通り過ぎるための人だったのかもしれない。

まだ今も通り過ぎるための場所にいます。
いくら通り過ぎても、ここが終着地じゃない。
最初から腰を落ちつける気なんてなかったの、
なんて薄情過ぎて言えないけれど、
安住を夢見たのはつかの間で、
欲しかった居場所は窮屈で、次の場所を探してしまう。

潮時がきたら出て行けばいいし、そう長くはいないと思う。
そんな風に誰かに伝えると気楽になって景色が変わる。
行き過ぎるには名残り惜しいような、もう少しいたくなる。
だからここで春を待つのもいいんじゃない、なんて。

寒さが増すおり、お身体に気をつけて
それではまた