せめて春夏秋冬

春を待たずにキャラバンは行く。
似合わない場所にいる私に、ワイルドカードが届きました。

そろそろくるかと思ってたの、なんて。
間違って届いたのかと思うくらい嬉しくて、
それを手放すなんて考えられなくて、
だからもう行かなくちゃ。

移ろいやすい生活も、渡り歩くことにも慣れてるけれど、
「待って待って、心が追いつかない。」と少し寂しくなって、
「潮時?今ですか?そうですか。」と笑ってしまう。
裏切るつもりなんてなかったのに、約束も願いも言葉も嘘になる。
もう少し春が過ぎるまで、寄り添っていたかった。

いつかきっかり1年、きれいに終わった恋とその人の、
夏の夜の汗ばむ肩に、この温もりがずっと続くと思った秋に、
上手く触れられなくてうつむいた冬の別れ際、桜が咲いたら会いたくて、
苦しさが恋しさをずっとこえて、「さよなら」が耳に優しかった。
春夏秋冬、笑顔も涙も声も手もあの人を全部見たから、もういいの。
そう自分に言い聞かせたら、風が夏の訪れを教えてくれた。

今はあの日よりも出会いも別れも加速して、
胸がつぶれるほど楽しくて、ひと月前のことも朧気で。
算命学によると宿命の日に生まれた私は、
乱気流に乗っているような不安定な日を生きるそう。
でも、いつかきっと安住の場所が見つかるから、
それまではハラハラしながら生きていようかな、なんて。

I’ve been to me, But I’ve never been to paradise.

それではまた